happyboylaki’s blog

皮膚病の愛犬が元気に笑顔を取り戻すまで

つるおか動物病院【初診】1

2021.01.24

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悩みに悩んで決めたつるおか動物病院は、家から車で30〜40分程度

日曜朝は車も空いており、40分弱で到着した

まだ9時前であったが、院長先生がドアを開け入れてくれた

名前や住所などを書き、受付

ラキはいつもどおり喉を鳴らし怖がるが、さっそく診察開始となる

(以下、T.鶴岡先生 L.ラキ家族)

T.症状等は?

L.1年半ほど脱毛と掻きむしることが続いており、昨年から耳垂れも治らない。アポキル16を1日1錠飲んでいても最近痒がる。ラキはすごくストレスを感じていると思うので、根治治療をしたい。

T.アポキルは即効性はあるが、5時間程度の効果しかない。使用シャンプー、頻度は?

L.ノルバサンやマラセブシャンプー等を見せ、3日に一度洗う様指示されたと伝える。

T.シャンプーは何れも強く、皮膚を溶かす成分が入っているもの。頻度も多過ぎる。これから検査するが、強いシャンプーをし過ぎて皮膚の機能が失われている。そこで菌類が増えてしまったと思う。

L.どうしたら良いか?

T.菌をやっつけながら、本来の皮膚に戻していく。犬らしい少し犬臭い皮膚にならなければならない。犬の皮膚は人間の1/6程度の厚さしかない。ドライヤーやブラッシングも辞めなければならない。当然シャンプーも禁止。

(検査)

  • お腹や耳、背中の皮膚の押捺検査(セロハンテープ後、着色し顕微鏡)
  • 薬剤感受性試験(綿棒で組織採取。外注で膿皮症に使う抗生物質の有効性を調べる。期間1週間程度)
  • 甲状腺ホルモン測定(甲状腺機能低下症の血液検査。院内で測定)

 

10分程度待つように言われ、また待合室でラキは大泣き

毎日のケア方法が記載されたプリントを渡され、読んで待つ

その後、検査結果等を教えて貰う

T.(顕微鏡のモニターを見せ)皮膚の菌はマラセチア菌が多く見られる。耳は細菌が大量に発生。一方、甲状腺は異常なし。

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内服薬は抗生物質をマラセチア菌、ブドウ球菌に対しおそらく効くだろうと思われるものを本日処方する。感受性試験の結果が出たら効果が高いと思われるものに変える。それでも効果が少ない様であれば本日の検体を精密検査し、更に効くものを探す。効果があれば、精密検査はしない。

L.普段の治療は?

T.下記をすること。

(耳)

  • 1日2回耳洗浄の上、点耳薬をさす
  • 耳洗浄は青い薬液を外耳に入れ、耳を立て少し奥に流しこむ(30秒くらい)
  • 犬がブルブルするのに任せ、拭き取ったりしない。流れ出てしまうので散歩前が良いと思う
  • 点耳薬も同様だが、1分程ブルブルさせない
  • 点耳薬はスポイトを強くにぎり、一番上の方まで吸い上げること
  • どちらも耳のマッサージはしない

 

(つづく)